お仏壇やお仏具についてのよくあるご質問


Q.お仏壇の寿命は何年くらいですか?

A 一般的には50年程と考えられていますが、素材や製造方法によっても異なります。大切なお仏壇も日頃のお手入れによって経年劣化が抑えられるので、ご購入をご検討中のお客様は、日常のお手入れもポイントにお買い求めください。


Q.お値段の違いで、お仏壇の寿命は異なるのでしょうか?

A お仏壇の価格は同じように見える仏壇でも全く違って、一般のお客様には誠に難解な事かと思います。価格の決まるポイントは【どの材料をどのくらい使用しているか】【どれだけの手間を費やしたか】で大きく変わってきます。○○調と表示される木目を印刷した物と、高級な材料の黒檀・紫檀・鉄刀木(たがやさん)といった銘木を贅沢に使用したお仏壇とでは、価格の違いと共に、寿命の違いが生じてまいります。お買い求めの際には、材質・製造方法・原産国等を考慮にいれて探してみてください。


Q.実家にお仏壇がありますが、今住んでいるマンションにも置いて良いのでしょうか?

A お仏壇そのものの考え方としては、家にある小さなお寺。また故人様にとっては大切なお家といわれています。ご先祖や故人様とのつながりを確認する事の出来る大切なスペ-スになりますので、家庭での祭祀の場として感謝の気持ちを伝えてください。


Q.仏具を買い替える場合、今まで安置していた仏具は普通に処分しても大丈夫ですか?

A ご本尊様やお位牌と違い、日常使用していた具足(例:前香炉・燭台・花立など)は、分別して処分しても大丈夫です。


Q.お仏壇の買い替えを検討中ですが、ご本尊様も一緒に替えたほうが良いのですか?

A ご本尊様・脇侍は開眼供養をして永く大切に祀るのが基本です。仏壇と共に大分古くなってしまった場合や、お仏壇をコンパクトなタイプに変更したい。など買い替えが必要な場合以外は、今のご本尊様がご安置出来るタイプを探してみてください。


Q.お仏壇の扉はいつ閉めていつ開けるのが一般的でしょうか?

A 本来はお寺の本堂と同じで、朝開けて夜には閉めます。ただ大抵のお宅では膳引きの上に前香炉や燭台をおいてお参りしているので、扉を閉めるのも大変です。ご先祖や故人様を供養するお気持ちが大切なので、ご自身が使い易いように開け閉めしている事が多いようです。


Q.宗派が分からない場合は、どうすれば良いのですか?

A そのような時は、父方の兄弟や親戚に聞いてみるのが良いでしょう。どうしても分からない場合は、お仏壇店や葬儀社に相談してください。


Q.引越し先にお仏壇を持って行けないのですが、どうすれば良いのでしょうか?

A いくつかの方法は有りますが、お仏壇には魂が入っているといわれています。近くのお寺やお仏壇店に頼んで、故人様の魂が安らかに眠れるようにきちんと供養してもらうのが良いでしょう。


Q.主人が亡くなり実家に戻る事にしました。お仏壇やお位牌はどうしたら良いですか?

A 基本的にはお墓を守る方に、お仏壇やお位牌をお守りいただくのが良いでしょう。それが不可能な場合は、永代供養をしていただくか、お炊き上げをお願い出来るお寺に相談されるのが良いでしょう。


Q.お仏壇に違う宗派のお位牌を、一緒にお祀りしても大丈夫でしょうか?

A 一つのお仏壇に異なる宗派のお位牌を祀る事は、問題ないとおもわれます。お世話になるお寺様に相談されては如何でしょうか。


Q.浄土真宗なのですが、金仏壇を購入しなければならないのでしょうか?

A 浄土真宗=金仏壇でなくても構いません。大切なのは合掌して心が落ち着くお仏壇。それが最高のお仏壇だと思います。ただお寺から金仏壇の購入を勧められる場合も有りますので、お仏壇購入の前にお寺のご住職にご相談されるのも良いでしょう。


Q.お仏壇を置くスペ-スがないので、お位牌と最低限必要な仏具を揃えたいのですが、何を用意すればよいのですか。

A お仏壇購入時と同様に、三具足(前香炉・燭台・花立)揃えて頂ければ大丈夫です。


Q.国産のお仏壇と海外製のお仏壇では、どのような違いがありますか?

A 海外製のお仏壇も、近年は技術の向上と共に、問題は少なくなっております。国産品との大きな違いは、使用される木材、乾燥方法。そしてなにより職人さんの技術レベルや姿勢が、品質的に安定した良品を生み出すという事が違いで、より耐久性の高いお仏壇を提供し続けている点に違いがあると考えられます。