みかげ塗り 流星-他にはない華やかな日本美-

 

揉み和紙の強弱のある陰影を生かしつつ、金糸や金粉などを使って仕上られる特殊な塗装技法の「みかげ塗り」。独自の技法で「阿波の名工」戎谷有輔をはじめとした専属の職人によって制作しています。みかげ塗りに用いる和紙は、徳島県出身で「現代の名工」にも選ばれた藤森実氏が特別に漉いた特注品。良質な水で湿気の少ない冬期だけという条件のもとに生み出されたものを使用しています。

 

こうして誕生した特別な和紙を基材に張り、「塗り」と「研磨」を何度も繰り返し、仕上がった表面に金糸や金粉を使って蒔絵を施します。その後に行う磨きの工程は、熱が発生して塗装が溶けたり変色するため、非常に難しい作業の連続。熟練の職人のよる下塗りから中塗り、上塗りと精度が上がる作業を繰り返すことで、みかげ塗りの特徴とも呼べる美しい色彩や艶やかな光沢を放ってきます。

 

みかげ塗りはすべて手作業で行われているため、ふたつとして同じ模様はありません。限られた卓越技能者しか成し得ないお位牌として、高い評価を得ています。